長野県自閉症協会北信地区いとぐるまの会

長野県自閉症協会北信地区いとぐるまの会の活動のお知らせと報告のブログです。

タグ:視覚支援

昨年も開催され、ご好評いただいた稲荷山養護学校養護教諭
竹内奏子先生による「障がい×性教育」の講演会が
11月9日にじいろキッズらいふにて開催されました

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今回は、27名のご参加がありました〜
保護者だけでなく、事業所や学校関係の方など
幅広い方々にご参加いただきました

今回は、昨年の内容を更に掘り下げ具体的な事例を交えながらのお話でした


竹内先生といえば…

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視覚支援ツール「ドロップス」のイラストの作者ですね〜

そんな竹内先生が、普段の学校生活でどんなツールを使っているのか
かなーり興味があったのですが…(私だけでしょうか?)
今回はそれがチョコッとだけですが見せていただけたのが大収穫でした💦
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家でも取り入れてみたいアイテムその①
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その② ※他のイベント時などでも使えそうですねー
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その③ ※内容が細やかでした…
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性教育というとちょっとハードル高いなぁぁ…と捉えがちですが
性教育の第一歩は「清潔行動」からなのですねー、

お風呂で自分の身体をキレイにすることや、排泄の自立も性教育の一部という事です

コレに関して大きく頷けます…なぜなら我が子は障がい故の「不器用さ」を持っている…
排便時のふき取りですらままならない人間にとっては大人への成長は正直、障壁だらけです…

そして、私と息子は性別も違うので当然ですが体の構造も違います(悩)
普通であれば、思春期の子はどこからか得た知識を基に自分の身体の成長と向き合うのでしょうが
わが子は感覚の過敏(鈍麻)を持ちあわせ必要以上に荒く扱ってケガをする…なんて事もあり得ます

今回の講演で、今まで、なんとなくでやっていたケアの方法の手順を教えていただけたことで
長年の疑問が解決した私なのでした

シャワーで頭を洗う事が苦手なお子さんへ「学校で〇曜日はシャワーの日」を設けて頭を
「洗う」という感覚が嫌いにならない方法を探ったという経験談は
「学校でそんな事もできるのか」と驚きました
爪切りが苦手なお子さんも家ではNGでも場所が変わればOKになる事も多いのだとか…
不思議なものですねぇ

子どもに向けて、他人に触らせない(触らない)身体の場所に付箋を貼ってみようの課題を与えたら
自分のボディイメージがつきにくい障がい特性のせいか背中側がノーマークだった話には
笑ってしまいましたが…
こんな方法もあるのか!と目からウロコでした👀


羞恥心の育ちにくさで、人前で性器いじりをやってしまい反射的に「ダメです」「やりません」
と禁止する行動に出がちですが、禁止する事で更なる問題行動につながる事もあるそうです(-_-;)

アタマでは「生理的な事で自然な成長の証し」と理解はしてはいるんですが…
なかなかドライな対応は出来ず、ついついしかめっ面で言ってしまいそうですよね…

手つなぎや抱きつきなども「適切な触れ合いに限定するように」と分かってはいるものの
ベタベタできない寂しさを一番に感じているのは親の方かもしれませんね…
あぁ、日本人もハグの文化にならないものだろうか…

…ちょっと私情を挟んでしまいました
         申し訳ありません




今回も、参考書籍を沢山お持ちいただきました~
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そして、昨年の講演時に
ご紹介いただいていた「わたしのおんなの子ノート」が書籍化されたそうです

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生理の時の処理の手順や、洗濯の方法、入浴のマナーをイラストで分かりやすく解説され
生理の記録も記入できる充実の内容でした
女子は皆、活用できる1冊です

今後は「おとこの子ノート」も制作予定だとか…
是非参考にしたいですね今から完成が待ち遠しいです


竹内先生が最後に仰っていた
「まずは、落ち着いた生活」を目指し
子どもの問題行動を相談し共有できる場所や人を増やしていきたいものです


竹内先生には今回も沢山の実践的なお話をお聞かせいただきました
現状を振り返り、子どもへのアプローチの方法や成長に適した環境を整える必要性について
考える機会となりました



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この度は貴重なお話を、ありがとうございました


今回のアイカツのテーマは「プログラミング」でした。
参加者は16名お子さま連れの方も多く参加していただけました。
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まずは、楽しみながらプログラミングの基礎が学べるこちらのアプリを教えていただきました

ScratchJr
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Scratch Foundation
価格: 0円
posted with sticky on 2019.2.19

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